Vol.1 教育現場のIT化
先日、長野日大の保護者説明会に行ってきました。
進路担当の先生から聞き慣れない言葉がいくつも出てきて、保護者たちも戸惑いを隠せなかったようです。
たとえば、ICT教育、PBT、CBT、アクティブラーニングなど…。
ICTはInformation and Communication Technologyの略で、「情報通信技術」と訳されています。
総務省の成長戦略のもと各分野で推進されています。
ICTはIT(情報技術)に代わる言葉として注目されています。国際社会では、ITよりもICTとして定着しているようです。
文部科学省のホームページによると、「ICTを活用することによって、一人一人の子供たちの能力や特性に応じた「個別学習」や、子供たちが教え合い学び合う「協働学習」の効果的な実施が可能に」なると書かれています。
生徒には3年間タブレット(iPad)が貸与され、成績や進路に関する情報がCloud(クラウド)上に蓄積され、管理されます。
ベネッセとソフトバンクの合弁子会社が開発したClassi(クラッシー)というアプリを利用して、模試の結果を分析、何が不足していて、どう補足したらよいかといったことをAI(人工知能)を活用して作成した動画として個別に配信されるというのです。
保護者のスマホにも同じアプリを入れておけば、子供の成績や学習の進捗状況などを常に把握できるわけです。
子ではなく親の立場でよかったとつくずく思います。σ(^_^;
教育現場にICTを導入するのと同じように、IT委員会では当院にもICTをと考えています。
当委員会では、手始めに次の2つをテーマに実証実験をくり返し、実用化を目指します。
その様子を職員ブログ上で動画などを交え逐次公開予定です。
・QRコードを使って所有者を特定
例) 黒い靴下など記名しにくいものに対して、アイロンプリントシートにQRコードを印刷して貼りつける。
スマホのアプリを起動して所有者名を読みとる。
・スマートタグを使った遺失物の探知
例) 拘束帯用のマグネットなどの置き忘れに対して、スマホでの探索が可能。