今回は牟礼方面へきのこ採りに行ってきました。
元々山好きの私は、その美しさに魅せられて、きのこの写真もよく撮っていました。
美しいきのこの代表といえば、こんな”きのこ”ではないでしょうか?
ベニテングタケ
毒きのこの代表格、ベニテングタケです。
美しいものには毒があるとはこのことでしょうか。
もう一つ猛毒のきのこ、こちらはドクツルタケです。
ヨーロッパでは”死の天使”と呼ばれています。
スカーフのような”ツバ”とささくれた柄が魅力的?です。
ドクツルタケ
まだまだありました。
食中毒きのこの御三家のひとつ、”ツキヨタケ”です。
椎茸やヒラタケとよく間違えられるきのこです。
確かに肉厚で見るからに食欲をそそられます。
ツキヨタケは発光性のきのことしても知られています。
ところが、実際にはヒカリゴケのような華やかさはなく、月夜に好条件が重なってヒダに月明かりが当たったときにわずかに光るようです。
保健所のきのこ鑑定員さんによると、好感度カメラで暗所で撮影すれば、緑色に発光する姿を記録に残せるとのことです。
実際に暗闇で観察してみましたが、真っ暗な中でもヒダの白がよくわかるかなといった程度でした。
ところで、きのこ採りは下ばかり見ていると思ったら大間違いです。
高いところに生えるきのこもあるのです。
立ち枯れしたミズナラの木に生えたヤマブシタケ
ヤマブシタケは、結構レアなきのこで、”幻のきのこ”といわれています。
中国では四大珍味とされているようです。
ただ問題が…
そうです、
木登りできなければ、採れない!!
んです。σ(^_^;
きのこ採り名人は、長い棒の先に鎌のようなものがついた道具を携行しているようです。
しかし、昔とった杵柄?
木登りは問題なくできました。(o^^o)
ヤマブシタケは真っ白なトゲトゲのきのこで、遠くからも良く目立ちます。
まるでフサフサの毛並みのうさぎが、木にたかっているようです。
ヤマブシタケ。表(左)と裏(右)。直径15cmほどある
ここからは料理編です。
2個だと思っていたヤマブシタケは、実は3個ありました。
小さい方が2個くっついていたのです。
きのこは、できれば洗わず調理する方が風味を損なわないのですが、やはり抵抗があります。
水分をたっぷり吸ったヤマブシタケをしっかり絞ります。
まるでゴムまりのような弾力です。
ボウルの中で沐浴中。
今回は2品。
お吸い物と天ぷらです。
どちらかといえば淡泊ですが、鶏肉を食べているような食感と、なんといっても食べ応えがあります。
立派に我が家の夕食のおかずとなりました。
また食べたいきのこのひとつです。
(*´∀`)
相変わらず料理の撮影は見栄えがしない。照明のせいか?
今回、ナラタケもたくさん採れました。
柄の部分は消化が悪いので、切り落とします。
酒と醤油と砂糖と少量の水で煮詰めて佃煮にします。
これが絶品で、子供たちにも大好評でした。