秋も深まり、山は紅葉もきのこも真っ盛りです。(^^)v
きのこ狩り1年目の目標は、確実に同定できるきのこを10種類以上に増やすことです。
そのためには、採ったきのこを持って、若里の保健所へ”きのこ鑑定員”さんのいる11月2日まで足繁く通います。
クリタケ
クリタケはとにかく傘が艶々(つやつや)クリクリしていて、きれいなきのこです。
写真のようにヒダや柄が白いものは、珍しいそうです。
胡麻油と相性がいいので、シンプルに炒めて塩をふっていただきます。
でも最後は佃煮に。
仄かな酸味と苦味があり、旨味が凝縮された感じです。
下は今週の収穫の一部です。
中央下がチャナメツムタケ、その上がヌメリスギタケ、右がムキタケ
ヌメリスギタケ
ヌメリスギタケは、シャキシャキとした食感でなかなかおいしいきのこです。
ただ虫が付きやすいのが難点です。
たくさん出ていても、状態の良いものはわずかです。
厳選して採ってきても、ハネカクシという黒い虫が付いてきて、きのこ鑑定中に飛び去っていく様を何度も目撃しています。
この時期、保健所館内はハネカクシが飛び交っていても不思議はないでしょう。σ(^_^;
ムキタケ
ムキタケは立ち枯れした木に、貝殻のような形をしてついています。
傘の皮が簡単に剥けることからこの名前が付いたようです。
広葉樹の朽ち木に群生する
傘の表面はうぐいす色をしている
さっと湯通ししたムキタケをお刺身のようにわさび醤油でいただきます。
これがびっくり、まるで貝のような味と食感があります。
黙って出されれば、つぶ貝か何かと勘違いしそうです。
小さいものはそのままお酒の”あて”に
チャナメツムタケ
落ち葉の中から生えるきのこで、小さいうちは見つけるのが大変です。
あの食中毒御三家のひとつ”カキシメジ”に似たキノコなので、要注意です。
ヤマブシタケ
ヤマブシタケはちょっとレアなきのこですが、その特徴から他と間違える心配はありません。
前回採ったものはフサフサのうさぎの毛のようだったのですが、今回のは無数の針がぶら下がっているようでした。
味、歯ごたえともによく、今年採ったきのこの中ではNo.1でした。
その鶏肉のような歯ごたえを生かして、今回はトンカツ風に揚げてみました。
30分ほど塩水にさらしておいたので、下味は特につけず、いつもトンカツを食べるときと同じ食べ方で…。
醤油に和辛子をつけていただきました。
4等分してパン粉をつけて揚げたところ
断面です。噛むとジューシー
きのこの下処理
採ってきたきのこは土やごみを取り除き、その日のうちに下処理しておきます。
オオムラサキフウセンタケ(紫のきのこ)は食不適
新聞紙に並べます。
細かく観察して記録に残します。
7種類のきのこがある
左上からクリタケ、ムキタケ、ヤマブシタケ(中央)、シロナメツムタケ、チャナメツムタケ(右上)、ハナイグチ、ヌメリスギタケ(右下)
濃いめの塩水に30分くらい浸して、虫出しをします。
たっぷりのお湯で湯通しします。
きのこの生食は厳禁なので。
いろんな種類が採れたら、まとめてきのこ汁にします。(o^^o)