今年は猛暑で雨が少なかったせいか、8月中旬には山からきのこが消えてしまった感がありました。
ところが9月になって、ここ数週間の雨や台風の影響で、きのこがニョキニョキと出てきました。
ブナハリタケ
ブナハリタケ
立ち枯れたブナに群生。
傘の裏が細かい針状になっています。
水気を吸って重くなっているので、ぎゅっと絞ると携行しやすくなります。
但し甘い香りはちょっと苦手かな…?
味噌汁に入れてみましたが、ちょっと歯ごたえがありすぎか。
炒め物や煮物が合うようです?
炊き込みご飯にすると、松茸の香がするらしいです。
マスタケ
マスタケ
鱒(サーモン)色をしているから、マスタケというらしいです。
耳たぶほどの硬さの若いものは食用になり、少し酸味があるようです。
天ぷらにするとよいとあるが、食をそそられないきのこです。
キアシグロタケ
キアシグロタケ
猛毒のドクササコに似ているので、恐ろしい。(>_<)
ただ木から生えるので区別ができます。
毒はないですが食不適です。
アカチシオタケ
アカチシオタケ
食用ではないですが小さくてかわいいきのこです。
傷つけると真っ赤な血のような液を出すのが名前の由来です。
ヌメリツバタケ
ヌメリツバタケ
ナメコのようにぬめりのあるきのこです。
さっと湯がいてシロップをかけてもおいしいデザートきのこです。
ミツマメに入れてもおいしそうです。
味噌汁に入れても程良い食感が美味です。
ウスヒラタケ –> チャヒラタケ
ウスヒラタケ
ヒラタケの小型版です。
束生(複数の子実体がくっついて生えている状態)していなかったので、ウスヒラタケと気づかず、採取し損ねました。
味のいいきのこなので、しまった!といった感じです。
[訂正]
ウスヒラタケと思っていたのは、どうやらチャヒラタケのようです。
チャヒラタケはさらに小形で変異が大きいので、わかりにくいです。
残念ながら食不適です。(゚◇゚)ガーン
ヌメリスギタケモドキ
ヌメリスギタケモドキ
佃煮にすると最高に旨いきのこです。
今年も去年と同じ場所に生えていました。
虫が入りやすききのこなので、早めの収穫がベターです。
オオワライタケ
オオワライタケ
傘が開く前の幼菌はいかにも美味しそうですが、名前の通り毒きのこです。
食べても大笑いするかどうかは分かりませんが、幻覚や視力障害を引き起こす毒性分を含んでいます。
コキラタケ
コキラタケ
小さくてかわいいきのこです。
傘表面の鱗片が雲母様に光るのが名前の由来のようです。
食用になりますが、有毒のキララタケ(お酒と一緒に食べると中毒を起こす)と似ているので注意が必要です。
ハナガサタケ(左側)
ハナガサタケ
傘表面の鱗片とレモンイエローが目を惹くきのこです。
食には不適です。
タマゴタケ
タマゴタケ
本題に入ります。σ(^_^;
道路沿いに生えていたタマゴタケです。
猛毒のベニテングタケと同じ仲間でありながら、安全に食べられる優良菌とされています。
その見てくれから昔は敬遠されていましたが、最近はよく食べられているようです。
昔からその存在はよく知っていたのですが、赤いきのこでテングタケ科、いつかは食してみなければと思いつつも、やはり勇気がいるw…。
ついにその日がきたかと…。
タマゴタケの特徴の傘の溝線(放射状の溝)や柄のだんだら模様、下部にある袋(幼菌時きのこ全体を覆っていた皮膜の名残)を確認します。
上の写真と同じもの。夕方(下山時)に採取したときには、傘が開ききっていた。
細かく刻んで、玉葱とバターで炒めます。
塩、胡椒をふって、粉チーズを振りかけてオーブンで焼きます。
味に全く癖がなく、食感も上々です。
妻と娘もこれは美味しいと食べていました。
バターとの相性がいいので、オムレツにも良さそうです。
きのこ三昧の一日でした。(o^^o)