前線をともなった低気圧が抜けていったため、昨日からまとまった雨が降り続いています。
春きのこのアミガサタケの一種
小雨の中、コシアブラを採って駐車場へ戻ってきたとき、春きのこの代表アミガサタケの一種"トガリアミガサタケ"と思しききのこを見つけました。
このきのこ、西洋ではブラックモレルと呼ばれ、高級食材で通っています。
右端にあるのはマッシュルームナイフ
桜の咲く頃に出るといわれているアミガサタケ。
桜並木の横に置かれたベンチの下に生えていました。
ところが後で、オオズキンカブリタケという毒きのこであることが判明。
自宅でよくよく観察したところ、傘の付き方や柄の形状などが違っていることに気づきました。
それでも同じアミガサタケ科のきのこで、アミガサタケより少し早く出るため、西洋ではアーリーモレルと呼ばれています。
アミガサタケ科のきのこはジロミトリンという水溶性の毒を微量に含んでいるので、生食すると胃腸系の中毒を起こすと言われています。
そのため、一回茹でこぼしてから調理するのですが、オオズキンカブリタケは他のアミガサタケ類が要注意きのこに指定されているのに対して、その含有量が多いのか?毒きのこに指定されています。
ネットで調べたところでは、抗酸化作用に加えて脂肪蓄積抑制作用まであるそうです。
誰かさんに食べさせたいですね。
毒があるから?じゃないです。σ(^_^;
なので調理は屋外で、携帯コンロを使用しました。
煮沸中に蒸気を吸うと気分が悪くなることがあるようなので。
こんな感じです。
大事をとって、10分間煮沸します。
バターとの相性が良さそうなので、最初はバターと醤油でソテーに。
脆かった柄の部分も弾力が出て、しっかりした歯ごたえがあります。
きのこ本来の味がわからないので、今度はシンプルに塩胡椒で味付けしてみます(写真)。
きのこ自体に旨みはないことがわかりました。
ちょっと残念。
一応毒きのことされているので、少量ずつ2~3日かけて食します。
みなさんは決して真似しないでください。