霊芝を求めて

11月も下旬、里山にもうっすらと雪が。

木々には霧氷が光っています。

まだまだありました。

枯れ葉の下にヒラタケの大株が。


1枚が手のひらに収まりきらないほどの大きさ

以前撮影したきのこが、あの”霊芝(レイシ)”である可能性が…。
早速採集に向かいます。

霊芝は、タマチョレイタケ目マンネンタケ科のきのこで、マンネンタケと呼ばれています。
サルノコシカケのように多年生のきのこと思われがちですが、実は一年生のきのこです。
採って乾燥させると何年も原形を留めることから、”万年茸”といわれているようです。

霊芝は、ご存じの通り漢方薬の原料として用いられており、煎じて飲むと免疫力アップや抗癌作用もあるとされています。
傘にニスを塗ったような光沢があり、柄は暗紫色で太くて陶器のように硬いです。


霊芝の幼菌。2014年7月5日撮影

同じマンネンタケ科のきのこに、日本固有種のマゴジャクシがあります。
傘の色や大きさ、柄の太さや管孔の色などが同定の手がかりになりますが、マゴジャクシが杉などの針葉樹から生えているのに対して、霊芝はブナなどの広葉樹に生えます。

今回採取したものは、立ち枯れたブナの大木の根元に生えていたので、霊芝と同定できました。

根元から引き抜くと、石が付いてきたので、写真のように自立しています。
置物として最適です。(o^^o)

少し標高を上げると、ヒラタケも半分凍りついていました。
もうじき本格的な冬装備が必要になります。

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