11月のきのこ事情

晩秋の山に入ると、まだまだ”きのこ”ありました。(o^^o)

登山道から思い切って谷へ、急斜面を下ります。
あらかじめ目を付けていた倒木を目指します。

ミズナラの倒木の向こう側(日の当たる方)に回り込むと、ヒラタケが群生しています。
倒木の下側にもあります。


ヒラタケ

きのこ採りのこつは、木の裏側(反対側)までよく見ることです。

途中、木の根本からナメコが生えていました。
艶のある小さな塊は、”森の宝石”と呼びたくなります。


ミズナラの根本から生えたナメコ

ヒラタケは味が淡泊で、洗うと水っぽくなるので、よく絞ってから調理します。
バターとの相性が抜群なので、炒めたり蒸し焼きにするのがおすすめです。
天ぷらには不向きのようです。


大収穫

今回採れたナメコは大粒でしっかりしたものでした。
内皮膜が破れたものがツバとなり、ツバから下の柄にも強いヌメリがあるなどの特徴を観察します。

ナメコはナメコで、栽培物も野生のものも見た目は変わりがありません。
タダ今回のものは少し”えぐみ”がありましたが、それはそれで野趣溢れて良かったです。


やや大粒のナメコ。歯ごたえがある

下は別の山のナメコです。
こちらは小粒ながらも傘が開ききったものもあり、見た目は悪いですが、味は市販のものそのものでした。


倒木を裏返すと下からも生えている

立ち枯れた樹にもナメコが群生しています。
形は悪いですが、数を掻き集めてナメコ汁にします。(*´∀`)


高いところは手が届かない

この時期、大木の根本に、枯れ葉の隙間から顔を覗かせているクリタケをよく見かけます。
土を被っていたせいか、柄が長いのが特徴です。


クリタケ

11月も中旬になると、ヒラタケもサイズダウンしてきている印象を受けます。
この手のものはあまり大きくならず、乾燥しています。

下は強風で折れた細い柏の木から出たヒラタケです。


柏の木からもヒラタケが

乾燥していたので、汚れだけ取り除いて、そのまま”焼き”で食べてみることにしました。

椎茸ほどの旨味はないですが、塩とレモンをしぼったら香ばしくて、なかなかいけました。(*´∀`)


焼くと香ばしくなる

まだまだ山は人知れず、きのこでにぎわっているようです。

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